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フットケア外来と糖尿病

糖尿病で危険性が高い合併症としては、網膜症や腎症、それと糖尿病性の神経障害、の3つが上げられます。このうち神経障害については、この病による代謝異常が起こると、循環器や感染などの事故によって足への影響が強くなりがちです。

足にちょっとした傷を負った場合でも、潰瘍や壊疽などが生じます。このような病変のケアを怠ると、足を切断しなければならなくなります。

このような危険性に備えて、多くの病院ではフットケア外来を設けています。糖尿病専門というところもあります。

このようなフットケア外来部門の目的とは、足の病変や普段の手入れ方法などについて、患者さんによく知ってもらうことにあります。

つまり、傷ができたらケアする、というアプローチではなく、病変を起こさないようにするための日頃からフットケアを行うことが大切になってきます。

もちろん足のケアをよくしておけば、足の切断の可能性をかなり低下させることが可能です。血糖コントロールがうまく行かないと、どうしても動脈硬化が進行しがちです。

また足の血管が狭くなったり、閉塞を起こすと、足にはしびれや痛みなどの症状が現れます。しびれや痛み、そしてもっと怖いのが知覚障害です。

痛みを感じないくらいまで麻痺してしまうと、足の病変に気付くこともできません。フットケア外来では足の視覚チェックの方法をアドバイスします。

その他には足浴の方法や爪きり、マッサージなどについても知ってもらうことが必要です。フットケア外来では皮膚科の専門医や内科、また整形外科などがチーム構成による治療ワークを形成しているところがほとんどです。

必要な処置をそれぞれで分担しあい、看護師も患者の相談やトータルケアに応じます。このように、足の異変の予防には、患者さん自身による生活の質の向上のための努力が必要です。

自分の足に興味を持つこと、そして気になることがあればすぐにでもフットケア外来で相談することも大切です。