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腰椎椎間板ヘルニアの造影検査

●造影剤使用撮影

腰椎椎間板ヘルニアの外来での診断と検査が進んで色々な情報が得られたあとに、治療方針も決まり、治療が始まります。しかし、何回かの腰椎椎間板ヘルニアを外来で診断や治療したにも関わらず、なお十分な治療効果が得られないときは、入院してさらに詳しい検査を受ける必要があります。

造影剤撮影法は、腰椎椎間板ヘルニアをはじめ脊椎及び脊髄の各種疾患の基本的な診断法として古くから行われてきました。レントゲンで写りにくい組織やその周囲に水溶性ヨード剤などの造影剤を注入してⅩ線撮影し、その映像の変化から異常を確認します。

脊柱の検査としては、脊髄造影、椎間板造影、硬膜外造影、神経根造影、椎間関節造影、血管造影などがあります。ただし、椎間板注入療法や神経ブロックのように、いくつか治療法を兼ねるものもあります。

●造影検査は手術を前提に行う

現在、腰椎椎間板ヘルニアではMRI検査を、第一段階の検査として行うようになってきましたが、この脊髄造影検査は、得られる画像が鮮明なので、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、脊髄腫瘍などの病気が予想され、それが運動神経や知覚神経の障害を起こしていると考えられる場合には、病変の存在を確認するためにも、手術前には必ず行う検査です。

腰椎椎間板ヘルニア患者さんには苦痛を与える検査ですが、必要最小限の手術で確実な効果を上げるために行います。

造影剤はヨード剤なのでヨード過敏反応の出る人もありますが、最近の造影剤は非イオン性で刺激も少なく安全にできています。それでも必要な人には、アレルギーテストをして、尿中に排泄されてしまうまで入院のうえ安全性の確認をしています。

以前と違って、脊髄造影に用いられるヨード製剤が改良され、副作用は極めて少なくなったのですが、それでも頭痛や吐き気、感染、ヨード過敏症のためのショック症状などの副作用が起こることがあり、検査には注意が必要です。

また、皮膚を通して椎間板や脊髄に太い針を突き刺すため、患者さんに痛みを与えるだけでなく、菌が入るなど感染症をきたす恐れもあります。しかし、手術をするにはこれまで推定されてきた病状の存在や発生場所を確認しなければなりません。